以前脱ステ治療でアトピーを克服した経緯を記事にした事がありましたが、僕自身は実はステロイドを完全に否定はしていません。
脱ステの治療が辛すぎてステロイド薬品を使った治療に戻す人も居るでしょうし、脱ステの辛さ怖さを知って躊躇して居る人も居るでしょうし。
*今回はステロイドの事に関してかなり個人的な妄想?が入ってきます。実際に皮膚科の専門医に聞いた事とかではないので、間違った治療とかはやらないでくださいね(^_^;)必ず専門医のアドバイスを受けてからの治療をしてください。
アトピーだけじゃなく妊婦さんや筋トレをしている人ならステロイドっていう単語自体は聞いた事があるかとは思います。
ステロイドっていうとあまり良いイメージが無いというか悪者の様に扱われがちですよね・・・僕もつい最近まではそう思っていました。
人間の体内でステロイドホルモンが生成されているっていう事を知るまでは。ですけど。もしかしてみんな知ってますかね?(^_^;)僕は知らなくて筋トレを始めてからドーピングで使われる人口ステロイドホルモンの事から何かの本だかブログだかで知りました。
もくじ
アトピーにおけるステロイドって?
ステロイドといっても、いくつか種類があるみたいで主にアトピーの話題で出てくるのはステロイドホルモンを配合した薬の事で、糖質コルチコイドかその改変型が使われるとの事です。
こんな難しい事を書いていながら大して意味が解りませんけど・・・(^_^;)
このステロイドホルモンを生成しているのは腎臓なんですが、ステロイドというのは免疫異常や体内に入ってきたウィルスに対しての抵抗作用に関わるホルモンです。
ステロイド薬品というのは体内で分泌したものではなく、人口的にステロイドホルモンを配合した抗炎症作用や免疫抑制の作用のある薬という事です。
体内でも生成されているモノなのに何でアトピーの治療の際は脱ステ等と忌み嫌われるのか・・・不思議じゃありませんか?
ではステロイド薬を使用したアトピー治療は悪いと言われるのか?
ステロイド薬品を使う理由?
ステロイド薬品って、アトピーの治療をしている際にかなりの割合で諸刃の剣的なイメージありませんか?
実際、副作用や脱ステの際の異常な好転反応に困ってしまう人も少なくないと思います。
アトピーの治療におけるステロイド薬品には「抗炎症作用」「免疫抑制」この2つはちょっとググってみたらすぐに出て来ると思うんですが・・・
「抗炎症作用」・・・痒みを伴う肌への刺激を抑える効果。
「免疫抑制」・・・外から身体の中に入って来るウイルスや毒や病原体に反応して身体を守ってくれる機能を弱める効果。
抗炎症作用は、痒みや傷の炎症を抑えてくれるから良い事ですよね。
ん?免疫は抑制しなくてよくない?ってなりますよね?よく健康食品の売り文句でも「免疫力を高める」とかポジティブなイメージで言われますし・・・
アトピーにおいては原因が明確にされていない部分が大半で、何に対してのアレルギーなのかもハッキリしていません。免疫というのは体内に入ってきたウイルスや毒や病原体に対して抵抗する機能ですが、その抵抗をしている際に何かの肉体的な刺激を感じる事があります。その反応が激しい状態をアレルギーと言います。
アトピーもアレルギーの一種だと考えたとしたら、なんらかのアトピーの原因になる菌か病原体か何かに過剰反応してしまわない様に免疫を抑制するという事なんじゃないでしょうか?
とはいえ、僕は皮膚科の専門医でもなければ研究者でもないので憶測の域は超えませんが(^_^;)
ステロイド薬品のデメリット?
ステロイド薬品を使う事に躊躇してしまう人が居るのは、副作用と使用を中止した時の好転反応が怖いからではないでしょうか?
ステロイド薬品を使った治療にはステロイドの副作用もありますが、何より脱ステや治療法を変えた時の好転反応で突然症状が悪化する事が最大のデメリットじゃないでしょうか?
この好転反応は何故起こるのか?
ステロイド薬品を使用すると身体が自力で生成していたステロイドホルモンを分泌するのをやめてしまいます。長期でステロイド薬品を使っていた場合なら尚更そのホルモンを分泌する機能を停止してしまいます。
そこで脱ステを開始すると、抗炎症作用も免疫抑制作用も外的にも内的にも作用させる機関がありません。
外敵から守ってくれていた人が居なくなって自衛の力を持たない状態で戦争を仕掛けられた様な・・・なんだか例えが良くないですね(^_^;)
要は、自力で体を守る機能が低下してしまっている状態になってしまうので、好転反応を覚悟の上で身体の機能の回復を待たなければならない訳です。
ステロイドは、物凄く頼りになるけど付き合うと相手をダメにしてしまう悪いタイプの異性みたいなもんですねw
ステロイドは悪なのか?
なんだかステロイドは悪だ!みたいな書き方になってしまって居ますが、ここで勘違いして欲しくないのが、ステロイド薬品を使った治療を悪い事とか脱ステに耐えられなかった。なんて考えて欲しくないんです。
確かに僕は脱ステを経験してアトピーを克服してきましたし、今は肌は強くはないもののアトピーの症状は出ていません。
ですが、脱ステは経験すれば解ります。あんなに辛い治療ってなかなか無いです。何度も何度も「こんな思いをするんならステロイド使いたい!」って思いましたし、「死んだら楽になるんよろ?」みたいな完全にアウトな思考になってしまった時もありましたが、治療していた時期が中学生の頃だったので体力も回復力も高かったんだと思います。
先日、twitterで脱ステで毎日辛い思いをされている方が
「脱ステを一度中断してステロイド薬品を使います。迷惑をかけてきた家族や周囲の人に申し訳ないです。」
ってツイートしているのを見かけました。
周りの人や家族は迷惑だとも思っていませんし、それで少しでも楽になるのならステロイドを使ってでも楽になって欲しいと思っています。結局は、当事者である人が楽になって周囲の人も心配の種が少なくなればステロイドだろうが脱ステだろうがデュピクセントだろうが何でも良いんです。
ステロイドは上記にもあります様に副作用や好転反応が激しい部類の薬品である事は変わりないと僕は個人的にも思います。
用法・容量というのは医師から説明を受けるとは思いますが、医師も実際にはアトピーを発症している訳ではない事が殆どだと思いますし、ご自分の体調と症状の出具合を見定めてどこまでステロイド薬品に頼るのか、脱ステを頑張るのか、デュピクセントを試して見るのか、時間をかけて考えてみるのが良いと僕は思います。
アトピーはまだ症状や治療法に個人差が大きくて絶対これなら治る!とかいうのはありません。
治療法は医師と相談しながらご自分でもしっかりと考えて行っていくべきだと考えています。
まだ完璧な治療法が確立されていない病気ですから、どれが正解でどれが間違いというのもありません。このブログでも紹介している事や体験談は、もしかしたら読んでくださっているアナタには間違った知識になるかもしれません。
それでも僕と同じように脱ステを耐えて治したいのであればコメントもお受けします。あくまで僕の体験談ですけど、それが役に立つのであればいつでもどうぞ。