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体質改善の為に見直した食生活と睡眠時間

アトピーの治療において体質改善というワードはよく出てくると思いますが、実際は体質をどう改善するのか?現状の体質の何が悪いのか?そこまで突っ込んで教えてくれる医師って案外少ないと思いませんか?

僕が治療していた時も随分と体質改善という言葉は聞きましたが、一体何を改善していたのかよく分からないまま生活のリズムと食生活を変えていくという地味な治療を続けていた時期があります。

体質改善とは言うもののどんな体質をどう改善していったのか、僕の経験から考察してみたいと思います。

体質改善その1。食生活

まず、真っ先に指摘されたのは食事療法からでした。

油物を少なくする・刺激の強い食材を避ける・糖分の摂取を少なくする・味付けを薄くする・適量を摂取する。

概ね、こんな感じでしたが具体的に僕がやってきた食事の内容を説明してみます。

かなり極端な食事制限を行ったのと個人差もあるでしょうしアレルギーや好き嫌いもあるでしょうから、もし真似しようとする際は自己責任でお願いしますね(^◇^;)

まず、肉と卵を断ちました。動物性のタンパク質をほぼ排除したメニューです。これは半年くらいは続けてみました。この肉を食べない生活で変わったのは、アトピー汁の量が極端に減った事です。

脱ステを始めたばかりの時に身体中から生臭い体液が出てくるのですが、これは水分とタンパク質が多く含まれるそうでタンパク質の摂取を豆腐だけに限定して肉を断ちました。

次に、水分の摂取を平均摂取量の半分くらいまで減らしました。最初は喉が乾いてたまりませんでしたが、慣れてくると案外大丈夫です。これは脱保湿と言う療法のひとつです。※ご自身の体調をしっかり把握して医師の指導の下で行ってください。

糖分を控える。これは最初にやったのは菓子類を完全にシャットアウトしました。そして、米と麦を断ちます。

そして刺激の強い食材を排除。これは僕はネギ類を摂取しすぎると痒みが強くなるアレルギーもありましたのでネギ類、玉ねぎ、長ネギ、万能ネギ、ニラ等の匂いの強い食材、ニンニクも排除しました。

今考えると何も食えるもんがねぇよ!って思っちゃいますけど、当時はキャベツと豆腐と人参と大根とワカメと昆布ばっかり食べていました(^_^;)

具体的には毎日、昆布か煮干しで出汁をとってキャベツと豆腐と人参か大根を煮てポン酢で食べるというなんとも質素極まりない食事でしたので、毎日の食事が全然楽しみではなかったです。

体質改善その2。生活リズム

当時は痒みが酷くて夜眠れず昼間にほんの二時間程度寝てまた夜は眠れない日々が続いていました。この時は中学生の時でしたが、歩いたり物を持つ事ですら難しいくらい全身から血とアトピー汁が出ていたので両親が休ませてくれていました。だいたいまる3ヶ月くらいはお休みをもらっていたと思います。

脱ステの治療を始めてから特にアトピー汁が激しくなり、痒みも苦しくて一度塩を擦り込んだ事もありましたが、痛くて痛くて近所に響き渡るくらい叫んで通報された事もありました(^◇^;)アホですよね・・・

そんな日々だったので、もう生活リズムもめちゃくちゃでした。

それでも、たまに日頃の睡眠不足で限界で丸一日眠れる(気絶だったかもしれません)時があったのですが、そういう日の翌日は症状が軽くなっていたのです。

かと言って、毎日の痒みと痛みで夜に眠れる事が少ないので日中はひたすら本を読んだりテレビを観たりして目を疲れさせる作戦を試してみました。中学生らしい発想だったなぁと思いますが、意外にこの作戦が功を奏して少しずつ夜眠れる様になってきました。

よく、お肌のゴールデンタイムは22時〜2時だと言われますけど、確かにその時間帯に睡眠をとっている時は肌の調子が良くなっていた気がします。

実際の効果と何が変わったのか・・・

元々は医師に勧められて実践しようと思った上記の荒療治でしたけど、このメニューは個人的に勝手にやった事なので後々医師に散々叱られてしまいました。

で、効果はあったのか?体質は何が変わったのか?

  • まず一番変わったのは、アトピー汁が少なくなってきて汗がベタベタしにくくなった事。これが一番治療中のストレスを和らげてくれました。
  • 次に肌の傷が再生するのが早くなった事。ジュクジュクした状態が少なくなり傷口が乾燥した事もあるかもしれませんが、明らかに傷の再生が早くなりました。
  • 便通が良くなった事。便秘気味だったのが毎日快便になり体の中からスッキリした様な気がします。
  • 睡眠時間が以前より長く深く眠れる様になりました。深く眠れる様になったからか、寝ている間に掻いてしまい、目が覚めたら布団や枕が血まみれっていう事も少なくなりました。

他にも改善した事があるかもしれませんが、個人的に体感したのは上記の4つでした。

この効果がハッキリと体感できる様になったのは脱ステの自宅療養を始めて2ヶ月くらい経過した頃でした。

2ヶ月というと大した時間ではないと思われるかもしれませんが、実際は何年も続けている様な、いつになったらこの生活から抜け出せるのか?そんな思いがあり、時には両親に当たり散らす事もありました。医師からは入院して体質改善療法を試してみましょうというのを無視して個人的な考えで行った療法なので全ての人に効果があるかどうかは分かりません。

もし、脱ステを実践されている人でいつまでもアトピー汁に悩まされているのであれば、食事療法は試してみる価値があるかもしれません。

僕がやった事は極端過ぎて死ぬほど苦しい苦行みたいな日々だったのでオススメはできません。

あくまで経験談として読んで頂けたらありがたいです。

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