アトピーの治療中に困った事の1つに、「痒みを我慢する」って事がありました。
起きてる時、気を張ってる時はまだある程度は我慢できていたりするんですが、流石に寝ている時は知らない間に血が寝具に大量についていたり乾いた血でTシャツが肌に張り付くくらい引っ掻いちゃう事ありませんか?
そんな時、多分みんないろんな対処法を考えたりしてるとは思うんですけど。僕がやってた事を紹介してみようかと思います。
もくじ
睡眠中の体温が上がり過ぎない方法を考えた
睡眠中って体温が上がって内臓の温度が下がるって知っていますか?よく寝る前に食事しない方が良いとか言われますよね?内臓が休息するタイミングで消化が悪くなったりそれで更に分解や合成が遅れてしまうと太る原因になったりする事からもダイエットの面でもよく言われる事です。
これは、僕がやってたのは
- 寝る2〜3時間前から極力冷たい物を食べたり飲んだりしない様にした事
- お風呂はできるだけぬる目の温度でゆっくり入る事。
の、2つに気を使っていました。
まず寝る前に冷たい物を摂取しないという事については、冷たい物を食べたり飲んだりした後って体が冷える感覚ありますよね?あれって内臓が急激に冷えた事で内側から保温する為に体温の外部の温度が内部に影響しているそうです。なので、真夏のアイスとか冷たいジュースって体が冷えて汗が引いて心地良い感じがあると思いますが、実際は内臓の方では「寒っ!おい体温上げろ!」って必死で体温を上げようとしている訳です。
なので、冷たい物を摂取してしばらくは体感的に涼しくはなるんですが、内臓がどんどん温度を上げて寝苦しくなったりかえって冷たい物を摂取する前より体温が高くなってしまったりするので、アトピーや皮膚に炎症のある人は痒みが増してしまう事があります。
どうしても熱い飲み物は・・・っていう場合には常温に冷ましても美味しく飲める物をお好みで考えてみると良いかもしれません。僕の場合は、当時は土みたいな味というか木の根っこみたいというかwそんな味の漢方薬を飲んでから寝るか、常温の水を飲んでいました。
次に、お風呂はぬる目の温度でゆっくり入る事。
本当は僕はお風呂は熱めの湯船に浸かるのが好きなんですが、熱いと炎症がある部分に痒みが出てしまうのと、風呂上がりにジュクジュクしたアトピー汁が汗と一緒に止まらなくなるのでぬる目のお湯で時間をかけてゆっくり1時間くらい入浴していました。
アトピーの肌は代謝もあまり良くはありません。汗の分泌も悪くなるし、その分皮膚の表面に熱をこもらせやすい状況でもあります。普段汗を上手にかけない分を入浴中にゆっくりと汗をかいて最後に少し冷たいシャワーで表皮をクールダウンしてから入浴を終える様にしていました。
こうして体温の急激な変化をさせない事で寝苦しくなる事もほんの少し和らぎます。
それでも掻いてしまうっていう時は?
痒いときはどうしても痒い!掻くなって言われたら余計イライラして掻いてしまう!って人も多く居ると思います。実際に僕も「掻くな!」って言われたら「うるせぇ!バカが!俺の痒みやら分からんやろが!」って親にそんな風に言った事もありました(^^;;
今でも思い出すと親に申し訳ないです(´;Д;`)
そこで、僕が頭悪いなりに考えたのが・・・
爪の先を丸くして傷が付きにくくすれば良い!って事でした。
多分もうこれは試している人もいるかもしれないし、紹介している人もいるかもしれないんですけど。僕がやっていた方法を書いておきます。
まず、爪を切ってヤスリで徹底的に滑らかに磨き上げます。丸くてツヤツヤになるまで磨きます。
磨いたら、次は百均でも薬局でもコンビニでもなんでも良いからマニキュアを用意して盛り盛りに塗って先端が丸く滑らかになる様に塗ります。
しっかり乾かして軽くデニムとか硬い生地を引っ掻いてみます。この時にマニキュアが剥がれる様ならそのまま塗り直します。
これで、掻いても少しは傷の拡大を防ぐ事が出来ます。
以上が僕が寝ている間に引っ掻いちゃう時の対処法として実践していた事です。
補足ですが、マニキュアにも爪に優しい商品が出てます。男性は買いに行くのが恥ずかしいでしょうからお母さんや彼女さん奥さんのマニキュアのトップコートでも借りてやってみると良いかもしれませんw僕は薬局で店員さんに「プレゼントですか?」って言われて恥ずかしかった思い出がありますw
まとめ、寝ている時に引っ掻いちゃう時の対処法。
大きく分けて上記のふた通りの考え方で睡眠中の引っ掻き傷予防をしていました。
体温が上がって延焼している部分が痒くなるのを防ぐ。
爪の先端を丸くして引っ掻き傷を大きくならない様にする。
もし、このブログを読んで下さってる方で寝ている時の引っ掻き傷に悩んでいる人が居たら試してみてください。