いよいよ秋っぽい雰囲気というか風が少し涼しくなってきて秋らしくなってきましたね。
季節の変わり目は気温も湿度も日照時間もいろんな事が変化してくるからか身体のバイオリズムが狂いやすかったりしますよね。
季節の変わり目と言えば。春夏秋冬ある様にアトピーの症状と肌の状態にも季節が廻る様にサイクルがあると思いませんか?
今回は、お医者さんや専門家の方の意見を参考にした訳ではありません。信憑性については保証できかねますが、僕がアトピーの治療をしている時にずっと思っていた事を文章で纏めておこうと思って書きます。
もくじ
アトピーの症状のサイクル①
きっかけは日焼け、虫刺され、アレルギー等、人それぞれだとは思いますが、まず皮膚に痒みや虫が這っている様な気持ち悪い違和感を覚えます。そして、その痒みや違和感を解消しようと爪を立てて掻いてしまいます。
その時は表皮が少し赤くなるくらいであまり傷になっているイメージはないかもしれませんが、人間の表皮って卵の薄皮より薄くて弱いんで目視では確認し難い傷が沢山ついてます。
時間が経つと傷が広がって表皮の裂け目の部分が外気に触れてしまいます。イメージで言うと、切れ目を入れて焼いた魚の塩焼きの切れ目が焼いたら広がって中の身が見えてる感じという感じでしょうか・・・例えが下手くそですみません(^^;;
表皮に守られる事のない皮膚の内側は外気の刺激に耐えられません。それを「痛み」として脳に信号を送ります。
でも、「痛み」と言ってもほんの少し髪の毛の先ほどの傷の痛みです。「痛み」というよりはツンツンとブラシの先で軽くつつかれている様な刺激にしか感じません。
それが更に痒みの原因になり更に掻いてしまいます。
こうしてどんどん表皮の傷は広がり深くなり血と体液が染み出してくる部分まで掻いて掘り進んでしまいます。
アトピーの症状のサイクル②
傷ができると人間の身体は優秀で、すぐに補修しようという機能が働きます。
血や体液が染み出してくるのも体内に異物や病原菌を侵入さにくい機能だと言えますし、体温と外気で乾燥し易い体液でカサブタを作ろうとします。
凄いですよね?内側から押し出して蓋するんですよ?
そしてカサブタが出来たらその下で粘膜状になった皮膚を少しずつ再生していきます。
主にカサブタの外側の部分から再生が進んでいきます。
再生が進んでいると言っても、直ぐに元の皮膚になる訳ではなくて赤ちゃんの肌の様に柔らかくて元の皮膚よりも薄くて刺激に弱い状態になります。
これが一番厄介なタイミングで、カサカサになったカサブタと薄い皮がその部分を刺激します。チクチク・・・チクチク・・・イライラしますよね。
ここで痒みを我慢できずに掻いてしまうとまた振り出しに戻ってしまいます・・・
我慢できれば我慢した方が良いですが、出来なければ傷が広がらない程度に軽く指先でなでる程度に留めて痒み止めや軟膏等でカサカサした部分をシットリさせてあげると気休め程度にはなります。
アトピーの症状のサイクル③
アトピーの症状のサイクル②をなんとか乗り切って掻かなかったら、いよいよ粘膜状になっていた皮膚は皮膚らしい皮膚になってきています。カサブタも落ちて薄いフケの様な皮がカサカサと残っていたり粉を吹く状態になっていると思います。落屑(らくせつ)と言います。
こいつもカサカサと表皮を刺激して痒みの原因になります。
次に書く事は絶対やらない方が良いと思いますけど・・・僕はこの落屑をマスキングテープで剥いでましたwww皮が浮いてるのが気持ち悪いし取れた時が超絶気持ち良かったんで(^^;;
※絶対マネしないでください!いろいろと保証できないので・・・
この落屑はもう正に脱皮って感じで古くなった表皮を排泄している状況です。
アトピーの症状のサイクル④
落屑が終わると少し赤みを帯びた状態の綺麗な皮膚になります。
この時、皮膚はまだ完全体ではありません。表皮は薄くて刺激に弱くて簡単に避けたり傷になります。このタイミングで極力肌に刺激のない生活をオススメします。
あと少し我慢すればほぼ元の皮膚に戻ります。
日焼けしない、刺激の強い衣服を着ない(服についているタグとかも切り取る)、刺激の強い食事を摂らない、空気の淀んだエリアに行かない、入浴等での清潔な状態を保つ。
もう自分が赤ちゃんにでもなったかの様に大切にしてください。
アトピーの症状のサイクル⑤
ここまでくればもう殆ど症状が無くなったのと同じですが、上記でも書きましたが赤ちゃんの皮膚の様に大切にしてください。
これには個人差はあるかもしれませんが、僕はサイクル4の状態からだいた3ヶ月〜半年くらいは不安定な感じでした。
不思議なもんで、半年を過ぎたあたりからはほぼ症状は出なくなりました。
まとめ、皮膚の再生サイクル
皮膚の再生サイクルを個人的な実体験から書いて見ましたが、もしサイクル④くらいの状態で痒みを我慢できない!っていう人が居たら、あと少しなんだ!っていう目安にしてもらったり何かしら役に立ててもらえたら嬉しいです。
それと、脱ステをされている方はこのサイクルの②の状態が長くなります。ジュクジュクしたアトピー汁が出てしまい、なかなか皮膚が乾燥してくれません。このタイミングでは脱保湿等のケアが必要になります。
その状態別にケアのやり方が変わるなんて本当に迷惑なアトピー・・・早くこの世から消えてなくなって欲しいですね。
脱ステの時のケアに関してもまた書いて行こうと思います。