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浸出液とは

アトピーの治療をされている人で、特に脱ステをされている人、成人してから発症した人は聞いた事があると思いますが、浸出液というのをご存知でしょうか?

今回は浸出液とは何か?どんな意味があるのか?原因は?という事を考察してみようと思います。

浸出液とは?

浸出液というからには液体なんですが、どんな液体かというと淡い黄色か透明に見えたり白濁していたりする体液です。

水の様にサラサラの場合もあればネバネバと糸を引く様な状態の物もあり、どちらかと言えばサラサラしている方が健康体に近い状態と言えます。

主にリンパ液と呼ばれる事も多いですが、組織液と呼ばれる事もあります。

白濁した状態や赤っぽかったりピンクだったり緑色だったりする事もありますが、色の濃い状態は毛細血管の損傷や感染症の疑いもあるので早急に医師に相談する必要があります。

浸出液の粘り気

浸出液にはサラサラの場合とネバネバの場合がありますが、ネバネバしている状態は何らかの不純物が混ざっている可能性があります。

混ざっている物としては・・・

壊死した細胞

細菌

蛋白質

血液

白血球

だと言われています。

現在アトピーの治療中に浸出液が出ていて粘り気の強い方はその旨を医師に相談してその他の細菌に感染していないか診てもらうのも良いかもしれません。

浸出液の色

浸出液は感染や血液の滲みが無い場合はほぼ淡い黄色か透明に近い色なのですが、細菌に感染していたり壊死した細胞が混ざると白濁したり緑色になる事があります。

ただ、黄色っぽい時にも黄色ブドウ球菌に感染している場合もありますし、リンパ液の循環が上手くいってなくて染み出してきている場合もあります。

赤い場合は血が滲んでいる場合が殆どですが、アトピーの場合は傷口からの浸出液が多いので割とよく見るかもしれません。

浸出液の臭い

浸出液の臭いはその不純物の内容でも変わります。

細菌や壊死した細胞が多く含まれる場合は生臭く、酷い場合には死臭だと思うくらい強烈な臭いになる事もあります。

現実的に僕も脱ステを始めてすぐにピンクの浸出液が出た時は血の臭いと混ざった物凄く生臭くて吐き気がする様な事がありました。

基本的に生臭い液体ですが、細菌感染や壊死した細胞が混ざると更に臭いが増します。

原因

浸出液が出る原因は主にアトピーの場合は皮膚が上手に排泄を行えない事で汗をかいたり表皮の水分を保持できない事が多いせいだと言われる事もある様ですが、腎臓の疾患でも多く見られるそうなので、脱ステで副腎機能に異変があって起こる事も考えられますね。

アトピーの時には常に傷と出血と浸出液、そして落屑を経て新しい皮膚を再生していますので体を作る蛋白質も多く消費されています。血液中の蛋白質が少なくなっても血管から水分が滲み出てしまう事から、悪循環になっている可能性もあります。

まとめ・対策

浸出液の対策としてアトピーの治療で多く言われているのは脱保湿ですが、素人考えで無闇に水分を摂らないという様な荒療治はやめてくださいね(^^;;

浸出液が出ている間は、汗とは違い皮膚を刺激しながら滲み出てきますので痒みを覚える事が増えます。

皮膚が浸出液で浸されている状態は感染症や刺激に弱くなっている為、極力ガーゼや柔らかいタオルで優しく拭く等して清潔に保つ事が最善です。

痒くてイライラしたりブチ切れそうな気持ちは痛いほど分かりますが、傷が広がれば更に浸出液と痒みが広がります。出来るだけ優しく触れてください。

僕が脱ステで治療をしていた頃は、もう本当に毎日身体中から浸出液が出て生臭いし乾燥すると琥珀みたいになってカピカピになって益々痒くなるし、イライラしっぱなしでした・・・

今現在も当時の僕と同じ様に苦しんでいる方の何かしらの参考になれば!と思い書いて見ました。

最後まで読んでいただいて有難うございます。