アトピーの治療法って今どれくらいあるんでしょう?
僕が治療をしていた頃はステロイドを使った治療と漢方薬がほんの少しくらいでした。
最近は、twitterやInstagramでもアトピーの治療の経過をアップしている人とか居るみたいで、昔に比べると随分治療法も増えましたね。
そんな治療法を調べてみると大きく分けて3種類の方法に分けられるみたいです。
- 免疫抑制療法
- 脱ステロイド
- 除去食療法
色々な薬品やその特徴から治療法の呼び方が違っていたりしますが、概ねこの3種類の中に分類されるとお思います。
もくじ
免疫抑制療法
免疫抑制療法とは、体の中にアレルギー物質やウィルスが侵入してきた際に抗体を作って体を守る機能を抑えて過敏に反応し過ぎる状態を抑える療法です。
感染症のある場合、体力の無い人、妊婦さんにはオススメできない療法ですが、効果は高くて痒みや傷の治りは早い療法で一般的に最初にアトピーの治療で皮膚科に行くとこの治療を勧められる事が多い療法です。有名なのはステロイド外用薬を用いた治療ですね。
免疫抑制療法のメリットは、効果が出るのが早くて実際に痒みも少なくなり体感的に症状が治まっていく感覚が大きいのでストレスが軽減されやすい点。
デメリットは、副作用が深刻になる事がある事。
内臓系の疾患や脱毛、肥満、増毛、感染症、免疫機能の低下・・・
自己防衛機能の低下で途中で治療を中止した時の好転反応が極端に激しくなる事。
この副作用と好転反応の脅威がステロイド治療の賛否を分ける大きな要因になっていますが、長期の治療でなければ有効な方法ではないかと思います。
脱ステロイド
これも今では随分有名な治療法として認知されてきていますね。実際僕はこの脱ステロイド療法でアトピーを克服しました。
この脱ステロイド療法というのは、上記のステロイド療法に対して自力で身体が持つ本来の免疫機能を回復して自身の身体の機能でアトピーを克服していく療法で後述する除去食療法に通じる治療になります。
現在アトピーの療法として多く知られている中では一番オーガニックな療法ではないでしょうか?
脱ステロイドのメリットは、ほぼ外的要因(薬品・サプリ等)での治療ではないので副作用が殆ど無い事、体質改善で最終的には通院の必要が無くなる事。
デメリットは、好転反応が極端に激しく生活に支障がある程症状が悪化する事がある。漢方薬を使用している場合は薬代が高額になる事がある。(僕は好転反応が激しく仕事もやめて1年近くまともに働けなかったので治療中に使った漢方薬代と生活費で300万近く借金しました)
除去食療法
除去食療法というのは、アレルゲン(アレルギーの原因となっている食材)を排除していく方法で、アトピーだけではなく喘息や消化器系の疾患を改善するのにも応用されていますね。
上記の脱ステや免疫抑制療法でも治療の一環として取り入れられる事もあります。
アレルギーには様々な症状があり、原因食も個人で大きく違いがあるので、専門医に検査してもらってからでないと気付けない事も多々あります。
その他、まとめ・・・
最近ではデュピクセントや年末くらいにも新しい外用薬がリリースされたり等、毎年の様に新しい薬や治療法が発表されています。
僕は、上記にも書いた通り脱ステでアトピーを克服しました。
なので、最近までは脱ステが最良の治療法だと盲信していました。今となっては恥ずかしいい限りですが・・・
アトピーは今でも確実な改善策は発表されていません。たまたま僕は脱ステが効果的だった事と、今は症状がありませんが年老いて体力が落ちた時に再発する可能性は拭いきれません。
つまり、アトピーの正しい治療法というのはまだ誰にも分からないんです。その反対に間違った治療というのも断言できません。
このブログを見にきてくれている方はアトピーに何かしら関わりのある方だと思います。
こうして書いている内容を見て絶望する人が居たら悲しいので書いておきますが、僕の中ではアトピーは個人差と個性の違いがある疾患だと思っています。
ステロイドで症状を緩和している間に治る人も居るでしょうし、脱ステを克服して治る人、食事療法で治る人、新薬で治る人、漢方薬で治る人・・・
まだ自分に合う治療法に出会えていないだけなんです。
毎年の様に新薬や新しい治療法が発表されているので、もしかしたら明日あなたに合った治療法に出会うかもしれません。希望を絶やさず、たまには泣き言を言っても良いと思います。
いつか必ず治ると信じて、あなたの為の正しい治療法に出会える事を願っています。