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自律神経と肌の関係

アトピーに限らず、様々な病気の原因になると言われる自律神経の乱れ。

アトピーの治療でも時々耳にする事があります。

自律神経とは

よく、健康関連の番組や本を見ていると「自律神経」っていうワードを耳にしたり目にしたりする事があるかと思いますが、自律神経とは何なのか?

自律神経が健康状態にどんな働きをするのか、気にはなるけどあまり知られていませんよね。

自律神経とは、本人の意思とは関係なく体をコントロールしてくれている神経の事です。

食べた物を消化したり心臓の鼓動を変えたりしてくれているのは自律神経の働きによるものです。

ある事に集中していてお腹が空くのも忘れた!とかいう事ありませんか?それも自律神経の働きになります。

ヒトが活動している時、休んでいる時もずっと体調を整えてくれている神経が自律神経という訳ですね。

自律神経には交感神経と副交感神経という二つの神経があります。どちらも互いに相反する性質を持っていますが、このバランスが取れている状態が正常になります。

交感神経とは主に活動している時間に活躍する神経で、運動をした時の心拍数を上げたり汗を流して体温調整したりする「動」の神経です。

副交感神経はリラックスしている時や睡眠時に無駄な体力を使わない様に心拍数を下げたり筋肉の緊張をほぐしたりする「静」の神経です。

自律神経は主に生きて活動していく為の細やかな事を知らない間にやってくれている神経という事になりますね。

肉体的にも精神的にも大切な神経です。

自律神経失調症

自律神経失調症というのを聞いたことはあるでしょうか?

アトピーと同じく、未だ原因が確実に特定できているわけではないらしいんですが、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態が自律神経失調症と判断される事が多い様です。

どんな症状があるのかというと

眠気・不眠・食欲不振・倦怠感・鬱・パニック障害・痛み・痒み・乾燥肌・動悸・目眩・発汗・吐き気・下痢・便秘・耳鳴り・・・

ざっと調べただけでもこれくらい、まだまだ沢山ありすぎて世の中の病気って全部自律神経失調症なんじゃないの?って思っちゃいそうになるくらいの症状があります。

僕のブログでは主にアトピーとスキンケアをテーマにしていますので、肌との関わりにスポットを当てていこうかと思います。

自律神経と肌

自律神経の働きの中には体温調節や発汗を促したり体を休めたりする働きがある訳ですが、上記にも書いた通りに活動する為の神経と休む為の神経があります。

自律神経が乱れてしまうと活動しなければならないタイミングに眠くなったり倦怠感に包まれたり。はたまた睡眠中や寝る前に変に興奮したりテンションが上がって寝付きが悪くなったり・・・

特に、睡眠の質が低下してしまう事でストレスの元にもなりますし、そのストレスがさらに自律神経のバランスを崩していくという悪循環になってしまいます。

以前「アトピーへの精神的な影響」というタイトルでも記事にしましたが、ストレスを溜めてしまうとそれだけでも痒みの原因になります。

更に、睡眠の質が落ちて睡眠時間が短くなってしまう事で肌が休まる時間が短くなってしまい、上手く肌のターンオーバー(肌の崩壊と再生の循環)が出来なくなって肌荒れの原因にもなりかねません。

前回の記事の多汗症でも少し触れましたが、体温調節や発汗のコントロールが出来なくなって常に肌が熱を帯びている状態になったり汗でジュクジュクした状態になってしまっては肌に良いはずもありませんね。

日常生活の中での対策

自律神経系の乱れの原因としてよく挙げられるのは大きく分けて3つあります。

精神的ストレス

肉体的ストレス

物理的ストレス

精神的ストレスは、人間関係や仕事の事。勉強や進学の事。恋愛や家庭の事。転勤や転校などで環境の変化があったりした場合など・・・様々な要因がありますが、個人的に真面目で正直な人が特に精神的なストレスを溜めがちなのかな?っていう風に思います。

対策としては、何も考えない時間を作ったりゆっくりと好きな事に没頭できる時間を作る。好きな音楽でも映画でもTV番組でも良いですし、アウトドアでも何でも良いです。

実際に最近ツイッター上でお近づきになったKUROさんという方のツイートでも好きな音楽に触れている時は痒みを忘れる事が出来るという事もありました。

ゆったりと好きな飲み物でも用意して好きな音楽に身を任せてみるのは僕もよくやるのでオススメですw

肉体的ストレスは、睡眠時間が足りていなかったり食事のバランスがとれていなかったりする事で疲れを貯めてしまったりする事が主な原因で、活動する神経と休む神経がアベコベ(死語ですかね・・・^^;)になっちゃう事で身体がいつ休めば良いか分からなくなる状態です。

対策は、睡眠時間の確保とバランスの良い適度な量の食事。これに尽きます。

あまり強要するような事でもないですが、テキトーな嘘ついてズル休みしても良いと思いますw

体調が万全で精神的にも肉体的にもリフレッシュ出来たら仕事も勉強もパフォーマンス上がりますもんね。

物理的ストレスは季節や気温の変化等に上手く順応できずにストレスになる事。あまり大きな理由にならない感じがするから余計にタチが悪いんです。

小さなストレスは処理できないうちに次のストレスが来ると知らない間に何から解決していけば良いか分からなくなってパンクしてしまいます。

対策は、環境を元の環境に近づける為に体温管理をしたりその他のストレスを減らしていく事が大切です。

まとめ・自律神経の身体への影響と対策

アトピーだけでなく様々な病気の原因にもなりかねない自律神経の乱れ。

今回は主に肌の事について触れましたが、自律神経の乱れは鬱病や内臓疾患の原因にもなり得ます。

これと言った原因や確実な対策というのは確立されていません。自分で書いておいてアレですけど・・・上記の対策はあくまで民間療法に毛の生えた様なレベルの対策です。

症状によっては受信する医療機関も違ってきます。

ですが、精神的にも肉体的にも物理的にも解決してくれるのは自分にとってのストレスフリーな時間が一番かな?と思います。

よく寝て!よく食って!よく笑う!

何だか胡散臭い宗教みたくなりましたけど^^;

詰まる所が、これだと思います。

自律神経の事に関する記事や資料はちょっとググればいくらでも出てきます。もし、「最近食欲無いんだよねぇ」とか「眠りが浅くて」とかいう時には調べてみると良いかもしれません。

自分にぴったりの解決策が見つかるかも?