アトピー関連のブログを書き始めてから3カ月くらいかな?
僕のアトピーの歴史というか病歴というか、いまに至るまでの治療の経過はザックリと以前の記事でも書きました。今はもう10年以上症状も無くて仕事にも生活にも不自由な事はありませんし、完治していると言えばしているのかもしれません。
ですが、症状が出てからの方が食べ物や生活習慣には気を使っているかもしれません。
僕がアトピーを克服したのは脱ステで、好転反応やリバウンドと呼ばれる症状が強烈に激しく出てしまい、その時の記憶は20年近く経った今でも鮮明に覚えていますし、15年くらい前と12年くらい前に再発してしまった事があるのも理由です。
もくじ
アトピーは完治するのか?
現状、アトピーの原因と言われている食事、体質を含めたアレルギーやホルモン、その他多くの説がありますが、まだ確実にこれ!という状況までは追い込めていません。
皮膚科での治療の内容も
痒みを抑制する。
炎症を抑える。
大きく分けてこのふた通りの方法しかありません。
アトピーはとてつもない痒みで掻いてしまい傷を作り炎症を起こしてしまうのが大きな症状なので、痒みと炎症を抑えるだけでは根本的な解決にはなりません。
僕は、もう10年くらい再発もしていませんし汗疹とか虫刺されで荒れた肌も以前より回復までの時間が短くなったので肌は強くなっているでしょうし、もしかしたら完治しているのかもしれません。
だけど、実際完治した人に出会った事が無いのと完治したと言う人のブログやtwitterを見かけても何故か大切な部分が有料だったり薬や食品のページにリンクしていたり読みにくかったり精神論みたいな事しか書いてなかったりするので、本当かどうかも分かりません(^_^;)*
なので、症状が出ていない状態の僕でも本当に完治しているのかはまだ確信が持てないんです。
もちろん、アトピーは完治するモノだと信じています。
新薬への期待
この数ヶ月でアトピーの新薬のデュピクセント・デュピルマブの治療を始めた人や興味を持っている人をtwitter上で見かける事が増えてきました。
治療は2週間に一度注射するという方法で、早い人だと今現在で20回くらい注射している人も居るみたいです。
そしてその殆どの人が、数週間の内に
「肌が綺麗になった」
「痒みがなくなった」
「今年の夏は肌が出せた」
という感想をブログやtwitterでも書いている様です。
その一方・・・
副作用に関しての感想も?
まだそんなに多くの人に副作用が出ている訳ではなさそうですが、結膜炎を発症した人や頭痛を訴える人が出てきたりする等の情報もあります。
今回の新薬デュピクセントは2型免疫応答を抑制する薬を使った治療になります。
なんじゃそりゃ?って思われる方も多いと思います。
2型免疫応答というのは寄生虫感染に対抗する免疫機能と思ってもらえたらいいかと思いますが、この機能を抑制する事で寄生虫感染の危険性がグッと上がってしまう事。
子供や妊婦さんへの使用が制限されている事からも、まだ医師や開発者としても予測できない症状が出る可能性は否定できないといったところでしょうか・・・
結局は新薬は今までの薬よりも良いのか?
まだ一般での導入が始まってから半年も経っていません。実際に治療を始められた人は「物凄く楽になった」「もっと早く出会いたかった」という感想も多い治療です。
なので、僕個人としては良い薬なのだろうとは思いますが・・・完治するのか?という視点で見ると少し疑問が残ります。
身体の免疫機能を抑制しているという亊は、ステロイドホルモンを抑制していたステロイドにも通じる部分があるからです。
実際にデュピクセントを扱っている病院・皮膚科のサイト等を見ても「デュピクセントの治療を始めたら突然治療を中止しない様にしてください。」という注意書きもあります。
この書き方自体もステロイドの注意書きとほぼ同じなんです。
自分自身も神経質になりすぎていないか?と思う節はありますが、その点が少し気になる部分です・・・
できればステロイドの様に治療をやめた場合に激しい好転反応等が無い事を願っています。
とは言っても、まだ導入されて半年くらいしか経っていませんので突然治療を辞めました!っていう人もなかなか見当たらないので、今現状ではステロイドよりは良い可能性があるという事だと思います。
まとめ、これから新薬を試してみるなら。
上記にも書いた通り、これから新薬を試してみたいと思っている人が居たらこれらの事を医師に相談してみたり寄生虫感染やその他の感染症が無いか等を一度検査してみてから実施して見るのが良いかもしれませんね。
デュピクセントはまだ薬の価格も高くて導入しようと思っても金銭的に長期で維持していくのは難しいかもしれません。
お金が厳しいから今月はパス!みたいな治療のやり方だとどんな反応が出るかも未知の部分が多い薬でもあります。
できれば、経済的な面も医師に相談してみてから初めていくのが賢明かと思います。